猫の病気

雌猫の発情|3つの対処法&長期間鳴く理由とは?

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猫の発情

猫に特徴的な行動の一つ「発情行動」。

しつこく鳴いてウルサイこの発情行動に、お困りの飼い主さんもいると思います。発情行動は飼い主さんだけでなく、猫にとってもストレスになるんですよ。

今回はメスの発情行動が起こる原因とその問題点、予防方法についてお話しましょう!

  1. 発情のサイン&問題点
  2. 発情が長い理由
  3. 発情させない方法
  4. まとめ

発情のサイン&問題点

発情のサイン

発情しているメス猫は以下のような特徴的な行動をとります。

・いつもと違う大きなだみ声で、しつこく「ンミャーオ、ンミャーオ」と鳴く
・体にしつこくまとわりつき、床でゴロンゴロンと体をくねらせる
・外に行きたがる
・腰を触ると下半身を持ち上げる
・食欲が落ちることが多い
発情のサイン

問題点

発情時には多きな声でかなりしつこく鳴くため、飼い主さんのストレスが大きくなります。

朝早くから鳴くため、寝不足や近所迷惑で困ってしまうと言われる飼い主さんも多いです。

そして、飼い主さんだけでなく猫本人にも強いストレスがかかると言われています。

発情時に糖尿病が発症したり悪化するケースがあったり、ご飯を食べずに鳴き続けるという猫も多いです。

発情が長い理由

猫の発情行動を考えるうえで知っておいてほしいことが、排卵方法です。

猫の排卵は、犬や人の「自然排卵」とは違って・・・「交尾排卵」というシステムを持っています。

自然排卵とは

通常、動物のメスは性成熟を迎えると、卵巣に卵子を含んだ「卵胞」を発達させます。

そして、それが十分に発達すると排卵という形で卵子を子宮の方に送り出します。

多くの動物では排卵は周期的に起こり、ヒトでは約30日に1度、犬では約半年に1度排卵が起こります。

このように周期的に排卵が起こるシステムを「自然排卵」と呼びます。

猫は”交尾”排卵

一方、猫は自然には排卵が起こりません。

猫は「交尾排卵」と言って、交尾があると排卵をする動物なのです。
猫の排卵
交尾しないと排卵が起きないため、それが発情が長引く原因なんです。

排卵が終わると発情も終わりますが、また数カ月おきに発情が来ます。

春先と秋口に発情することが多いですが、季節に関係なく来る猫も多いです。

排卵が起きない場合は、しばらくすると卵胞が退縮して発情が終わりますが、通常2週間以上続くことが多いです。

発情させない方法

いろいろ問題のある発情ですが、どうしたら防げるのかを見ていきましょう。

①避妊手術をする

根本的な解決は避妊手術であり、避妊手術をすれば卵巣を切除するため排卵は起こらず、発情は起こりません。

ただし、何度か発情を経験した後に避妊手術をすると、排卵関係なく発情行動が癖になって残ってしまうこともあります。

避妊手術は若いうちに行うと、乳腺腫瘍のリスクを大幅に低下できるということもあるので、発情予防のための避妊手術はできるだけ若いうちにしておかれることを強くお勧めします。

②他の猫の気配

他の猫の存在は、猫の発情を誘発してしまいます。
発情する原因
特に発情している子がいると同じように発情する子が多いようです。

外を見えないようにしたり、野良猫の声が聞こえないようにして、できるだけ他の猫の存在を意識させないようにするのも発情の予防の一つの方法です。

③交尾刺激を与える

もし、発情してしまってどうしようもないという場合、交尾刺激を与えて排卵させるという方法も取れます。

濡らした綿棒をメスの陰部に入れて何度かこすることで、交尾したと猫が勘違いしてくれると、排卵が起こり、発情が終わります。

ただし、陰部を傷めてしまう可能性があるので、無理しないように行ってください。

また、この方法で排卵を起こせる確率は50%もないので、できたらラッキーというくらいに思っておいた方がいいでしょう。
発情させない方法

まとめ

発情は猫の自然なものですが、飼い主にも、交尾ができない猫本人にもフラストレーションがたまるものです。

できるだけ発情させないようにしてあげることが、メス猫との幸せな生活を送るための一つのカギです。

獣医師の立場からは乳腺腫瘍や糖尿病などの病気の予防のためにも、早めに避妊手術をして、発情しないようにさせてあげることを強くお勧めいたします。

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