猫の病気

猫の大敵!猫の口内炎の原因/症状/治療とは

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猫に多い病気はいくつかありますが、その一つが「口内炎」です。

口内炎は1歳くらいの若いうちから発症することもあり、症状の強い猫では、痛みから食欲を落としがりがりに痩せてしまうこともあります。

完治させられないことも多く、口内炎と付き合っていくしかない猫ちゃんも多く、口内炎の治療に悩む、獣医師、飼い主さん、猫ちゃんは非常に多いです。

今回は、そんな猫の大敵、口内炎について見ていきましょう。

  1. 口内炎の原因
  2. 口内炎の症状
  3. 口内炎の診断
  4. 口内炎の内科的治療
  5. 口内炎の内科的治療
  6. まとめ

口内炎の原因

口内炎の原因は非常にたくさんあります。主なものは以下の通りです。

・ウイルス感染:FeLV、FIV、FCV(カリシウイルス感染症)
・細菌感染:歯石なども細菌の温床
・免疫反応:歯や歯垢に対して炎症を起こす

特に問題となるのは免疫反応であり、難治性の口内炎の多くが免疫反応によるものではないかと言われています。

また、FeLVやFIV感染症も難治性の慢性口内炎の原因としては非常に多いです。

口内炎の症状

口内炎は口の痛みに伴う症状として出てきます。

・よだれ
・食べ物を食べると痛がる
・口を大きく開けるのを嫌がる
・口を触られるのを嫌がる

症状が軽い猫ではたまに口に違和感があるくらいですが、ひどい子では食べ物を見てよだれが少し出ただけで激痛が走る子もいます。

口内炎の診断

口内炎の診断は症状と視診によって行います。

口の痛みがありそうな猫で、歯肉が赤くはれている場合には口内炎と診断することが多いです。

一方で、歯肉が赤くても全く症状がない子がいますが、その場合には初期の歯肉炎が考えられ、今後症状が出てくる可能性があるため要注意です。

他には、口の中の細菌やウイルス感染の有無を検査することもありますが、それらの検査は口内炎の診断の補助や治療法決定のために行うものになります。

口内炎の内科治療

口内炎の治療は原因によって多少変わってきますが、以下のような治療をいくつか組み合わせることが多いです。

投薬治療

抗生剤鎮痛剤による治療は軽度の口内炎や、治療の最初の選択肢として用いられることが多く、飲み薬や注射があります。

薬で完全に良くなる猫もいますが、薬を切ると再発してしまう猫や薬を飲んでもあまり改善しない猫もいます。

インターフェロンの注射による治療もある程度の効果が期待できます。

インターフェロンは鎮痛剤に比べると、即効性がないことと、費用が高くなる(注射1回数千円)ことが難点ですが、口内炎に対する効果は高いという報告もあるため、試してみる価値はあるかもしれません。

サプリメント

口内炎に効くと言われているサプリメントはいくつかあります。

免疫力をアップさせたり、免疫の調整をしたりするものですが、劇的な効果はあまり期待できません。

治療の補助や再発予防という意味でサプリメントは考えておくといいでしょう。

レーザー/赤外線治療

赤く炎症のある部位にレーザーや赤外線を当てて消炎・鎮痛作用を狙う治療です。

基本的には麻酔がいらない治療であり、副作用などは全くないため、一度試してみて欲しい治療の一つです。

週に2,3回~月に2回程度で継続していくと効果がある猫も少なくありません。

口内炎の外科的治療

歯石除去

歯垢や歯石は細菌の温床となるだけでなく、免疫反応によって炎症反応を引き起こし、口内炎を起こす原因になります。

そのままにしておくと歯肉炎だけでなく、歯周病から歯が抜けてしまったり、歯周病菌による心不全や腎不全の原因になる可能性もあります。

全身麻酔が必要ですが、歯石除去はある程度効果の期待できる治療法です。

ただし、歯石は除去しても歯磨きをしないと半年~1年で元に戻ってしまうこともあります。

歯石除去だけでなく、歯磨きによるホームケアも一緒に必要となります。

抜歯

現在最も効果が確実で、完治の可能性があるの口内炎の治療法が抜歯だと言われています。

「口内炎で抜歯まで必要なの?」と思われる方もいるようですが、抜歯による口内炎の治療成績は非常に良好です。

歯を毎日きれいにできない猫では、歯垢を貯めないためには抜歯が最も効果的であることが多いです。

通常、奥歯をすべて抜く「全臼歯抜歯」、もしくはすべての歯を抜く「全抜歯」のどちらかを選択されることが多いです。

抜歯には、全身麻酔が必要であり、出血や顎の骨折などといったリスクもわずかにはありますが、うまく治療効果が出れば、薬なしで全く痛みの症状が出ないことも多いため、抜歯はお勧めの治療法です。

他の治療法でいまいちよくない猫ちゃんでは抜歯を考えた方がいいでしょう。

猫は歯がなくても、基本的にはドライフードを食べるのも問題ないですので抜歯後のご飯に関しては心配はいりません。

まとめ

猫の口内炎の治療は少しずつ進歩してきていますが、まだ完治できない猫も多いです。

猫の口内炎の原因や治療法などを知っておき、動物病院でどんな治療をするのか、先生としっかり相談して最善の治療ができるようにしておきましょう。

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