猫の病気

猫の心拍数&血圧|獣医師推奨の測り方、平均/正常値とは?

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体温・呼吸だけでなく、愛猫の心拍数や血圧も、飼い主さんがお家でチェックできる愛猫の身体の情報です。

心拍数や血圧は、体にとって大切な「循環の状態」を知らせてくれる重要な情報であるため、お家でチェックする方法を覚えておきましょう。

  1. 心拍数&血圧を測る
  2. 該当する病気
  3. 診察の目安

心拍数&血圧を測る

他の身体検査と同様に、心拍数や血圧は正常な時にしっかり測り方を覚え、愛猫の元気な時がどんな状態なのかを知っておくことが大切です。

健康の指標

心拍数や血圧は、心臓の動きや血液が流れる圧力など、体の循環状態を教えてくれる大切な指標になります。

循環状態がおかしいということは、体に必要な酸素や栄養分が体に回っていない証拠であり、命の危険につながることも少なくありません。

また、緊張や興奮で心拍数や血圧は変動してしまうため、普段の状態をお家でチェックしておくことで、心拍や血圧の異常を起こす病気がある可能性もわかります。

計測方法

心拍と血圧は、足の付け根、内股側にある「内股動脈」で測定します。

猫が伏せやお座り、立位の体勢の時に、猫の後ろに座って腰に両手を当てて、太ももの前から親指以外の4本の指を内股に差し込みます。

その手のまま、人差し指で足の付け根を探っていくと、ポンポンと拍動している場所が触れますので、それが内股動脈です。

血圧が正常な猫では必ず触れるので、がんばって触ってみてください。

正常な心拍数

正常な猫の心拍数は1分間に120~180回であり、それ以下なら徐脈(心拍数の低下)、それ以上なら頻脈(心拍数の増加)となります。

心拍数だけなら左胸に手を当てたり、耳を当てたりしてもわかりますので、内股動脈の脈拍がわからない場合はそちらの方法も試してみてください。

血圧の確認

正確な血圧は血圧計がないとわかりませんが、血圧が下がっているかどうかは内股動脈を触ることでわかります。

正常であれば内股動脈の脈拍がわかりますが、脈拍がわからない場合は低血圧の可能性があります(正常な時にしっかり脈に触れる練習をしておいてください)。

一方で、脈が異常に強く触れる場合は高血圧の可能性もありますが、動脈圧の触診だけで高血圧を診断することは不可能だと言われています。

お家では、正常な時に脈が触れることを確認して、体調がおかしい時に同じように脈に触れることができるかどうかチェックするようにしましょう。

該当する病気

心拍数と血圧の異常を起こす、病気の一例を以下に挙げておきます。

心拍数の増加

  • 生理的変化(緊張/興奮/恐怖/痛み)
  • 甲状腺機能亢進症
  • 肥大型心筋症
  • 呼吸器疾患(肺炎/肺水腫/胸水)
  • 貧血
  • 発熱

心拍数の低下

  • ショック
  • 低血糖
  • 低体温
  • 中毒
  • 血液成分の異常(尿毒症/電解質異常
  • 鎮静剤/麻酔の使用

血圧の低下

  • 心拍数の低下
  • 出血
  • 脱水
  • 血管拡張薬の使用

診察の目安

心拍数&血圧の低下

緊急性の高い状態であり、すぐに命の危険がある可能性が高いです。緊急病院で診てもらった方がいいでしょう。

心拍数の増加

血圧が正常で心拍数が増加している場合は、緊急性は高くはありません。まずは、猫が落ち着ける環境で、何度か心拍数を測ってみてください。

それでも1分間に180回を超えている場合は頻脈になります。

血圧さえしっかりしていれば緊急性は低いですが、一度心拍数が増加するような原因がないか検査をしてもらった方がいいでしょう。

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