猫の病気

猫の白血病|FeLV感染症の検査/発症/症状/治療法/予防について。

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FeLV

猫の最も怖いウイルスの一つ、猫白血病ウイルス(FeLV)。

白血病ウイルスと名付けられていますが、白血病以外にもさまざまな病気を引き起こすウイルスです。今回はそんなFeLVについて学んでいきましょう!

  1. 感染経路
  2. 検査の注意点
  3. 発症&症状
  4. 治療法は無い!?
  5. 予防法

感染経路

FeLVは他の猫との接触によって広まるウイルスで、FIVに比べて感染しやすいウイルスになります。

感染しやすい

FIVがけんか傷や交尾など以外にはほとんど感染しないのに比べ、FeLVはグルーミングや、トイレの共有などの「間接接触」によっても感染してしまう可能性があるんです。

また、部屋の中の猫の密度が高いほど感染しやすいと言われているので、多頭飼育の場合は非常に注意が必要なウイルスです。
猫の白血病感染

検査の注意点

FeLVはFIVと同じキットを使って、血液検査で調べることができます。ただし、検査の結果の解釈にはいくつかの注意が必要です。

擬陽性

FeLVが体内に入って増殖すると、血液検査ではウイルス陽性になります。ただし、しっかりした免疫力があれば、ウイルスを排除して感染が続かないことも多いんです。

感染してしばらくの間は、一時的な感染と持続感染を見極めることができません。

感染後4カ月程度は”擬”陽性が出るケースがありますので、1度陽性になった場合は、4か月後に再検査してもらうと陰性になっているケースも十分あります。

偽陰性

血液の中のウイルスを検出する検査であるため、感染初期のウイルスが少ない時期(感染から1カ月くらい)には、ウイルスに感染していても”偽”陰性になることがあります。

心配な方は、1か月以上あけて再度検査をしてもらった方がいいでしょう。

猫のFeLV

発症&症状

FeLV感染から回復することも、ウイルスを排除できずに発症してしまう場合もあります。FeLVのステージ&症状を解説します。

①急性期

ウイルスが体に入って2~4週くらいで、急性期が始まります。この時期はウイルスが増え、体がそれを排除しようとするために、発熱やリンパ節の腫れ、元気食欲の低下などが出て来ることがあります。

ただし、あまりはっきりした症状が出ないことも多く、感染したのかどうかがわからないことがほとんどです。

②感染から回復へ

感染から4か月以内に、ウイルスを排除できた猫は検査が陰性に変わります。

幼弱な猫ではほとんどの子が持続感染になってしまいますが、生後4カ月齢以降の猫では、持続感染に移行してしてしまう割合は20%以下。多くの猫が、ウイルスを排除できると言われています。

免疫力さえしっかりしていれば感染のリスクは高くはないんですね。

③持続感染期

ウイルスを排除できなかった猫は、持続感染期に移行してしまいます。この期間は症状がほとんどないため、ウイルスを排除できたのか、持続感染になってしまったのかが症状だけではわかりません。

残念ながら、持続感染になってしまった猫は、感染後3年以内にほとんどの子が発症してしまうと言われており、FIVに比べると長生きできない子が多いです。

FeLVの症状

FeLVが一度発症してしまうと、短期間でさまざまな病気が起こってしまいます。どれも治療が困難でどんどん進行してしまう怖い病気です。

猫のFeLV 症状

次にあげる病気は、FeLVによってよく引き起こされる病気の例です。

  • 貧血
  • リンパ腫
  • 白血病
  • 腎不全
  • 口内炎

治療法は無い!?

一度持続感染をしてしまった子では完治させることはできず、最終的には発症してしまいます。

インターフェロン

感染初期にインターフェロンを使用することでウイルスを排除できる可能性が高まるということが言われています。感染初期の場合は持続感染に移行しないように、インターフェロンを使うのも一つの方法です。

ストレス

それから、ストレスがFeLVによる症状の発生に関わるといわれています。感染してしまった子には、できるだけストレスをかけない生活をさせてあげることも大切です。

FeLVを発症してしまった場合には、ウイルスに対する治療ではなく、その病気に対する対症療法を行っていくことがほとんどです。ただし、発症すると、みるみる弱ってしまい数カ月で亡くなってしまう子がほとんどです。

猫のFeLV予防法

予防法

FeLVもFIVも、感染してしまった場合には完治させることができず、数年後に発症してしまえば治療が難しくなってしまう病気です。

もし感染してしまった場合には、できるだけ発症しないように、ストレスをかけない生活をさせてあげることも大切です。

予防ワクチン

FeLVはFIVと同じく治療ではなく、予防が重要な病気です。FeLVを予防できるワクチンもあるので、外に行く子やお家にFeLV感染をしている子がいる場合には、しっかりワクチンで予防していくことが一番重要です。

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